山形市蔵王上野。昭和三十六年、三好徳行の設計で開かれた十八ホールです。「精密機械」と呼ばれた設計者らしく、置きどころを外すと途端に難しくなる。雑木林を多く残したクラシックな造りが、六十年を超えてそのまま保たれています。
全長6,375ヤード、コースレート70.2。数字だけを見れば穏やかなコースです。ところが実際に歩くと、そうはいきません。設計者の三好徳行は「精密機械」と評された人で、次の一打をどこから打つかまで計算して十八ホールを引いています。距離を出すことよりも、正しい位置に置くこと。それを繰り返し問われる展開が続きます。
二番のパー3は、五十メートル下のグリーンへ打ち下ろすホール。景色に見とれると番手を間違えます。
フェアウェイのどこに置くかで、次の一打の難度が大きく変わります。刻む勇気を試される場面が繰り返し現れます。
造成で削り取らず、もとからあった雑木林が多く残されています。クラシックなコースの姿がそのままあります。
山形自動車道・山形蔵王インターから11キロ。山形新幹線、JR奥羽本線・仙山線の山形駅からも向かえます。12月下旬から3月上旬までは冬期クローズとなります。
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