MITSUI NO MORI TATESHINA
長野県茅野市・昭和五十二年開場
蓼科高原の落葉松林を、削らずに抜いてつくられた二十七ホール。からまつ・あかまつ・しらかばの三つの九ホールが、それぞれ違う樹種の表情をまといながら並びます。標高千二百メートルの涼しさと、フラットで幅のあるフェアウェイ。真夏でも汗の引く高原で、一日を長く使うためのコースです。
THE FOREST
木を倒して平地をつくるのではなく、もともとあった林の切れ目にホールを通す。三井の森という名前のとおりの造成です。
設計は大橋大記。蓼科の緩やかな傾斜地を生かしながら、フェアウェイは高原コースとしては驚くほどフラットに保たれています。幅にも余裕があり、ティーショットで林に追い込まれる場面は多くありません。そのぶん、二打目以降の距離感とグリーン周りの処理が、そのままスコアに反映されます。
コースを縁取るのは落葉松、赤松、白樺。三つの九ホールがそれぞれの名を負っているのは、実際に歩けば納得できます。針葉樹の濃い緑に囲まれる九ホールもあれば、白い幹が明るく開ける九ホールもある。同じ日のうちに景色が入れ替わるのが、二十七ホールを持つコースの贅沢なところです。
池が絡むホールが七つ、バンカーは八十九。数字だけを見ると厳しく響きますが、いずれも見えるところに置かれた仕掛けで、隠して罠にかけるような設計ではありません。グリーンはペンクロスのベント。平均スピードは九フィート前後に整えられ、高原の締まった芝らしい素直な転がりです。
THREE NINES
3,592ヤード・パー36
三つのなかで最も距離があり、コースレート72.1が示すとおり骨格のしっかりした九ホール。落葉松の高い梢がホールを縁取り、風の抜け方まで計算に入れたくなります。ティーショットで前に出られるかが、この九ホールの分かれ目です。
3,358ヤード・パー36
赤松の太い幹が随所に立ち、曲げれば確実に行く手を塞ぎます。距離は中庸ですが、狙いどころの幅が一定ではなく、番手を落としてでも位置を取りにいく判断が問われる。二十七ホールの真ん中に置きたい九ホールです。
3,202ヤード・パー36
白樺の明るい林に包まれ、三つのなかでは最も開放感があります。距離が短いぶん攻めどころも多く、スコアをまとめにいける九ホール。高原らしい景色を楽しみながら回れる並びで、締めくくりに選ぶ方も少なくありません。
THE CLUB
推薦者は会員二名、うち一名は理事または委員。日本ゴルフ協会加盟クラブに一年以上在籍していることが原則で、面接も行われます。手順を省かないぶん、会員同士の距離が近いクラブです。
練習場は220ヤード・27打席。ラウンド前に実戦に近い距離で振れます。運営は株式会社三井の森、日本ゴルフ協会と長野県ゴルフ協会に加盟。系列にフォレストカントリークラブ三井の森、大浅間ゴルフクラブなどがあります。
定休日は不定期の指定休日で、冬季はクローズ。雪が消えてから晩秋までが本番です。標高千二百メートルの夏は都心と体感が別物で、盛夏こそこのコースの価値が際立ちます。
ACCESS
所在地
長野県茅野市豊平字東獄10289
車でのアクセス
中央自動車道・諏訪インターチェンジより15km
電車でのアクセス
JR中央本線・茅野駅下車
クラブバス
なし
経営会社
株式会社三井の森
会員数
正会員1,618名・法人正会員282名
DATA & PRICE
相場は日々変動します。名義書換料・入会預託金・年会費・入会条件等も変更される場合があります。最新の情報はその都度お問い合わせください。