黒川郡富谷、三ノ関の狼沢。高森山の丘陵に昭和三十八年から続く十八ホールです。設計は富沢誠造。晴れた日には、遠くに蔵王の峰が見えます。東北自動車道・泉インターから七キロという近さです。
このコースは、ゴルフ場を中心に地域をつくるという構想から始まりました。昭和三十三年に当時の富谷村で計画が持ち上がり、昭和三十六年に経営母体が設立され、翌々年にアウトコースの九ホールが仮開場。設計を引き受けたのは富沢誠造で、宮城県内では仙台カントリー倶楽部青葉山コースに次ぐ仕事でした。
高森山の丘陵地に引かれた十八ホールは、全長6,519ヤード、レギュラーティのコースレート69.7。距離で押すのではなく、地形の起伏とグリーンまわりで差がつく造りです。六十年を超えて手を入れられてきたフェアウェイは、いまも仙台近郊の日常のコースとして使われています。
月曜日はセルフデー。それ以外は無休で、思い立った日に出られます。練習場は200ヤード・18打席。東北新幹線の仙台駅からも近く、泉インターから七キロという立地が、このコースを「行ける場所」にしています。
高森山の上に開かれているため、視界の抜けるホールでは遠く蔵王の峰が見えます。仙台の街からわずかな距離で、これだけの眺めのなかに立てる。六十年前にこの土地が選ばれた理由が、歩いてみるとよくわかります。
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