旧 札幌南ゴルフクラブ 駒丘コース
札幌市南区・真駒内。市街から二十分ほどの丘に、昭和四十一年から育まれてきた十八ホールがあります。半世紀を超えて枝を広げた樹々と、恵庭岳から余市岳まで連なる山並み。街の近さと、山のふところの深さが同居する丘陵コースです。
設計は、日本オープンを制した陳清水。真駒内の丘がもともと持っていた起伏を削り落とさず、尾根と谷をそのまま生かして十八ホールが引かれています。打ち上げ、打ち下ろし、傾斜のかかった花道。平坦な一打がほとんどないぶん、同じ番手を握っても毎回違う答えが求められます。
開場から半世紀あまり。植えられた樹々はすでに高く、フェアウェイの両側に厚みのある壁をつくっています。狭さで締めつけるというより、樹冠が風の抜け方を変え、ボールの落ちどころを静かに限定してくる。どのラインから攻めるかを、ティーインググラウンドの時点で決めておきたいコースです。
グリーンはベントのワングリーン。速さには定評があり、傾斜の読みがそのままスコアに跳ね返ります。平成二十五年から二十七年にかけては、コースデザイナー川田太三氏の手による大規模な改修が行われ、バンカーの配置や造形が現代の道具に合わせて整えられました。古い骨格に、新しい輪郭が重ねられた格好です。
コースレートは72.0。全長6,731ヤードという数字以上に、傾斜と樹々が距離を長く感じさせます。一方で、山の上まで登りきったホールから振り返れば、恵庭岳から余市岳まで札幌近郊の山々が一望できる。難しさと眺めが交互にやってくる、飽きのこない十八ホールです。
札幌駅から国道二三〇号線を南へ十八キロ。地下鉄真駒内駅からも近く、街に暮らしながら通える距離にあります。練習場は二三〇ヤード・十三打席。十一月中旬から四月中旬までは冬期クローズとなり、雪が解けてからの季節を一年分たのしむコースです。
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